大崎上島リノベにスペシャルゲスト/A special guest came to Osaki-kamijima Renovation.

広島県の瀬戸内海に浮かぶ離島・大崎上島にある、旧警察官舎をリノベーションするプロジェクトが少しずつですが進んでいます。月に2回程度、大崎上島に宿泊しながら、建物調査や地域調査、住民へのインタビューなどフィージビリティを確認しながらの漸進的な状況です。その成果をコンペの募集要項などに整理したりもしています。

そんな中、千葉・市川市で参加型リノベーションを専門にしている、つみき設計施工社の河野直さんが大崎上島の現地を訪問してくれました。プロジェクトの進め方や施工の手順など様々なアドバイスをいただき、学生共々とても勉強になりました。フィージビリティが高まったように思います。

まずはテンションのあがる空間をつくる。これを目標にしたいなと。

帰りには左官職人のヴァンさんに話を聞いてきました。話や作業を見聞きしながら、職人像についていろいろと考えを巡らせていました。それは船に乗り、車に乗って帰宅するまで続きました。

外に出て、現場で考える。最高ですね。

 

河野さんとの写真を撮り忘れましたが、その時に撮影していた写真を掲載しておきます。

写真 旧警察官舎。プロジェクトの看板を立てました。
写真 フランスから来た左官職人のヴァンさん
写真 木江の木造3階建て。船枻(せがい)造。
写真 美味しいラーメン

On Osakikamijima, a remote island in the Seto Inland Sea of Hiroshima Prefecture, a project to renovate a former police station building is gradually progressing. Mr. Nao Kono of Tsumiki Architects, a firm specializing in participatory renovation in Ichikawa City, Chiba Prefecture, came to the Osakikamijima site. Mr. Kono gave us a variety of advice, which was very informative.

カフェplus good day(広島県大竹市)のリノベーションプロジェクト/Renovation project for cafe PLUS GOOD DAY (Otake City, Hiroshima Prefecture)

研究室OBの紹介があり、広島県大竹市のカフェplus good dayさんのリノベーションプロジェクトが進行しています。

大竹市の女性メンバーによるまちづくり活動に端を発したこのカフェは、予約必須の人気店ですが、飲食の場としてのみならず、ワークショップや勉強会等も開催されている、大竹市のまちづくりアイコン的なスポットです。建物は築70年の古民家を利用しています。

10〜11月は、学部3年生が、建築ゼミナールⅡという授業の中で、リノベーションの企画提案を行います。先日はカフェを訪問して、ヒアリングや実測の調査を行いました。

オーナーさんの想いに触れながら、企画を提案するという機会は、学生にとってもまたとない学びになります。

さて、どんな企画が提案されるか、楽しみにしています。

plus good dayさん

https://www.facebook.com/plusgoodday.98/

 

With an introduction from an alumnus of our laboratory, a renovation project is underway at the cafe PLUS GOOD DAY in Otake City, Hiroshima Prefecture.

This café, which originated as a community development activity by female members of Otake City, is an iconic spot for community development in Otake City. The building is a 70-year-old old private house.

From October to November, third-year undergraduate students will propose renovation projects in a class called Architecture Seminar II. We recently visited the café to conduct hearings and on-site surveys.

Now, we are looking forward to seeing what kind of project will be proposed.

【ご案内】AIJ中国支部シンポジウム/Architectural Institute of Japan, Chugoku Branch Symposium

来る11月4日(金)午後、建築学会中国支部のオンラインシンポジウム「建設業における働き方 これまでとこれから」が開催されます。

メインでご講演される浜田沙織先生は、所属されている㈱ワークライフバランスにて、建設業のみならずメーカーや行政など、幅広い分野における日本の働き方改革に大きく貢献してこられた方です。学生や社会人の皆様におかれましては、企業の働き方に関する現状や今後を巡る情報をいろいろ得るところもあるかと思います。

また冒頭では、本研究室M1の佐々木友子さんが研究成果を発表します。

お時間ありましたら、みなさまぜひご参会ください。

佐々木さんがんばれー!!

シンポジウムの詳細はこちら:https://chugoku.aij.or.jp/info/event/707/

 

On Friday, November 4, the Chugoku Chapter of the Architectural Institute of Japan (AIJ) will hold an online symposium, “Work Styles in the Construction Industry: Past and Future”.

The main speaker, Dr. Saori Hamada, is a person who has greatly contributed to the solution of working styles in Japan, not only in the construction industry, but also in a wide range of fields such as manufacturers and government.
In addition, Ms. Tomoko Sasaki, a first-year master’s student in our laboratory, will present her research results at the beginning of the session.
Good luck, Ms. Sasaki!

調査報告 @三次地方森林組合/Report @ Miyoshi District Forestry Association

はじめまして、学部4年の西岡と申します。先日、三次地方森林組合さんにお邪魔して、実際の間伐の現場を見させていただいたので報告します!(初ブログ投稿頑張ります!)

集材所の近くに車を止めて、そこから森の中に入っていったのですが、想像以上に作業道が張り巡らされていて、驚きました。しかし、この作業道は後々自然に帰るようになっているようです。

実際の伐採、造材の様子は迫力満点でした!想像以上に枝葉が出たり、たまに木が滑り落ちてしまうこともあることに驚きました。

間伐は木材を取ることが目的なのではなく、残る木を育てることが目的であるというのが、印象的でした。きれいな木を残して、細い木や曲がっている木を中心に伐採し、曲がり具合を見て材木として使うもの、チップにするものを意識しながら造材していました。また、伐採されたところは森が明るくなっているようにも感じました。

また、実際にハーベスタに座らせていただきました!モニターやたくさんのボタンがあってこれが高性能林業機械かと感動しました。

そして、植林して数年たったコウヨウザンも見させていただきました。育て方の実験をしているらしいのですが、結果が分かるのが数十年も先の事なので、そういった点でも林業は難しい分野だなと感じました。

自分なりに林業について色々調べていましたが、やはり実際に見たり体験したりすると非常に濃い情報がリアルに得られると実感した現地調査になりました。貴重なお話もたくさんして下さり、改めて見学させていただきありがとうございました!

今回見学したことを活かして、後期も卒業設計を頑張っていきます!

Hello.
I am Nishioka, a fourth-year undergraduate student. The other day, I visited Miyoshi District Forestry Cooperative and observed a forest thinning site.

The actual logging and lumbering was very powerful, and I felt that the forest was brighter in the areas where the trees were cut.
I realized that I could get a lot of rich information by actually visiting the site.
I will make the most of this visit and do my best for my graduation design.
Thank you very much for the visit.

西岡/NISHIOKA

卒業論文・卒業設計中間発表会@2209/Graduation Thesis and Graduation Design Interim Presentation @ 2209

9月30日。明日から10月、本格的に入秋しそうな本日。
広島大学建築Pでは、計画系講座の卒業論文・卒業設計中間発表が開催されました。

総勢33名。朝9時にスタートして、途中1時間ランチタイムを入れて、終わったのが18時過ぎ。肌寒い中会場に入り、会場を出るとまた肌寒い。しかもちょっと薄暗い。体力勝負です。

いろいろな研究(論文・設計)があり、聞いていてわかりにくいこともありましたが、テーマが多様でそれだけで楽しかったです。

私のゼミからも6名が中間発表に臨んでいました。緊張はしていたでしょう。それにまだまだですが、2週間前に発表練習を聞いた時に比べると格段に良くなっていたので少し安心しました。残り4か月と少し、これからは研究に集中して、研究の精度を高めてほしいと思います。

今日はお疲れさまでした。ゆっくり休んで、明日からは本当に全身全霊で熱中してほしい。だって、11月には京都ゼミ。広島でお留守番はいやでしょうから。

September 30.
An interim presentation of graduation theses and designs was held for the planning course of the Department of Architecture at Hiroshima University.

A total of 33 students attended. The event started at 9:00 a.m. and ended at 6:00 p.m.

Six students from our seminar participated in the presentation.
With about four months remaining, I hope that the students will concentrate on their research and improve their accuracy.

Thank you for your hard work today.
Please work hard again from tomorrow. A seminar trip to Kyoto awaits you in November!

角倉/SUMIKURA

調査報告 @杣耕社 / Report of an Investigation

今回は岡山市北区、杣耕社さんに行ってまいりました。

ここでは、お話を伺った山本さんと共同代表であるジョンさんがアメリカ出身ということもあり、海外の若い人々の受け入れを多く行われています。

しかしこれは積極的に呼びかけたというよりも、成り行きで気づいたらなっていたそう。縁というのはおもしろいなと改めて思いました。

現在は、この春チェコとアメリカから来た2人が一緒に働いているそうです。

この日はそれぞれ、木建具の作成とかんな削りのトレーニングをされていました。

教える側も教わる側も、感情的にならずきちんとお互いの考えを共有して、それを次に生かす。どこの世界にも共通して大切なことだと思いました。

伝統構法のこと、これからの育成のことなど、いつものことながら熱くなってしまい、つい長居をしてしまいました。これからの担い手づくりについて、新しい考え方も色々と伺え、また思考が深まりそうです。

 

I visited Senkosya in Kita-ku, Okayama-prefecture. The company accept a lot of young people from abroad. I heard many new ideas about how to create future leaders, which will deepen our thinking again.

 

えのき / Enoki

調査報告 @因建設 / Report of an Investigation

福岡県は糟屋郡粕屋町にある、因建設さんにお邪魔して、大工の育成に関する調査をしてきました!

因建設さんでは現在、将来の棟梁となる人材を育成するため、若手の大工さんを指名し、小規模な庵をつくるというプロジェクトに取り組まれています。墨付け、刻みから上棟までを一人でやりきるという経験から、やりがいや自分なりの課題をみつけてほしいとのこと。そしてなんとこの日はちょうど上棟日でした!

一度自分でやらせてみる。大ベテランの棟梁お二方はあくまでも補助をしながら指導する。そんな光景が印象的でした。

ヒアリングでは因社長に加え、大工歴4年目の社員さんにもお話を伺うことができました。話を聞いていると、彼はなんと僕の同年代!

修士研究のときからお話に聞いていた、モデルハウスの見学もさせていただくことができました。

屋根に上がり汗を流す同年輩の姿は、夏の太陽にも負けず輝いており、頼もしいと同時に、身の引き締まる思いがしました。

地域の方々にとって「当たり前」の「文化」としての木造住宅、伝統技術を、時代に合わせながら次世代に受け継ぐということ。その実現に少しでも貢献できるよう、これからも研究を進めてまいります。

 

I visited Ine Construction in Kasuya-cho, Kasuya-gun, Fukuoka Prefecture, to conduct a survey on the training of carpenters. In order to nurture the future building leaders, the company is working on a project of building a small hermitage to appoint young carpenters.

 

えのき / Enoki