大崎上島コンペ2302 / design competition for the renovation project in Osaki-Kamijima

学部4年生と修士2年生の卒業論文発表会が終わってほっとする間もなくですが(笑)

先日、角倉ゼミ主催の大崎上島リノベプロジェクトのコンペが行われました!

このコンぺの内容は以前に更新していますのでそちらもぜひご覧いただきたいのですが、このコンペではゼミ生が3つのグループに分かれて大崎上島にある古民家の改修案を約半年間かけて考え、その成果の発表をしました。

大崎上島の役所の方も来てくださり、ほどよい良い緊張感の中で発表会が行われました。

上から順番にAグループ、Bグループ、Cグループの発表の様子です!

個人的な感想ですが、3グループとも今回の敷地や改修に感じている課題は似ていたのに最終的な改修案の形は全く異なっていて、半年かけても自分たちでは思いつくことができなかった案を聞くことができたので良い機会だったなあ~ってしみじみ思っています。

全体の様子です。来年からゼミの仲間になる3年生も聞きに来てくれました!
全体の様子です。来年からゼミの仲間になる3年生も聞きに来てくれました!

コンペの結果が分かるのはもう少し先のようなので、楽しみに待っとこうと思います!(コンペとは別ですが、最終的な改修案は3つのグループの良いとこ取りをするとかいうのも噂で聞きました、、、)

 

無事に卒業ができれば来年度からは僕は社会人になりますが、広島に遊びにいくときはこのプロジェクトに関わりたいなって思います。

これから先、この改修がどのような形で進んでいくのかがすごく楽しみです!

来年もゼミに残る方々、新しく入ってくる新4年生のみなさん、引き続き活動を楽しんでください(^^)

 

 

Our laboratory invited two local government officers from Osaki-Kamijima town in Hiroshima, where we have a renovation project, and held a presentation meeting. Student groups presented their planning for the project.

 

うえだ / Ueda

玖波カフェ外壁修繕ワークショップ1日目 20221207

広島県大竹市、玖波。瀬戸内海に面した海辺の長閑な地域に「plus good day」というカフェがあります。

カフェを経営している方から、学生と一緒に建物を修繕したいという打診があったのは、初夏のころ。夏から打ち合わせさせていただく一方で、秋には3年生向けのゼミナールの題材にさせていただいたりもしました。このワークショップについては、こちらのわがままで、職人さんと一緒に進めたい、ご飯を一緒に食べたいというお願いも聞き入れてくださいました。

 

そして、12月7日、ようやく3回にわたる修繕ワークショップがスタート。旧山陽道の街道に面した1階部分のモルタル仕上げの外壁の修繕がこのワークショップの目的。ゼミに参加した学部3年生とゼミに所属する4年生と大学院生の12名が参加。大工・工務店の中村さんと左官職人の藤川さんのご指導のもと、スタート。さて、どうなるのでしょうか。教員としても楽しみです。

写真 WSの事前説明。中村さんの指導のもとで、いよいよスタート。

 

初日である第1回は、浮きのあるモルタル外壁を解体し、内部の様子を確認しながら、木部の修繕方法を決め、再びモルタルで外壁仕上げ用の下地をつくることが目標。

プロの指導のもとで効率よくというよりは、その真反対。みんなで一緒に和気あいあい楽しみながらじわりとスタート。分かりやすい指導のおかげで、道具を使い手を動かしていくか中で少しずつ習熟していく様子を見ていると、技能の習得は結局のところ繰り返ししかないと思います。この繰り返しをどう実現するかが建築にある課題の一つであることは間違いありません。

写真 解体の風景。「解体気持ちいい〜」という学生も・・・だよね。
写真 左官職人・藤川さんの指導
写真 木ずりの交換。間隔を保とう。
写真 防水シートにメタルラスを貼る。進んだ感じが出る。
図 東南アジアの現場でよくみた感じの光景・・・笑

そんなことを思っているうちに、日も少しずつ傾き始めたので、16時少し前に終了して、初日は解散となりました。残った一部の作業は、お二人がササッと完成させていました。さすが、職人。技能があるって、かっこいいですね。

写真 初日の出来あがり by Shinji Nakamura
写真 12/7参加メンバー集合写真

作業の合間に、大人気のカフェランチをいただきました。噂に違わぬ、美味しいご飯。パワーをいただき、もう一踏ん張りできました。

写真 美味しいランチ  @ plus good day
写真 カフェでのランチの様子。食事は交流を深める鍵。

 

では、次回。1週間後。

 

角倉

大崎上島町リノベーションプロジェクト定例会議11/15

風が冷たくなり、少しずつ紅葉のシーズンとなってきましたね

今日は、現在進行中の大崎上島町リノベーションプロジェクトについて、定例会議を行いました!

私たちは、合宿などの活動を行った後、振り返りを行うため定例会議を行っています。

今回は、前回合宿(11/3~11/5)の振り返りや、各個人の感想の共有、次回活動(11/23・24)今後の動きなどを議題に、話し合いを行いました!

活動を振り返り、良いも悪いも活動記録として残していくことで、少しずつノウハウを蓄積していきたい。また、メンバー間での情報共有にもなり、活動の方向性を合わせていく大切な時間です。

その中で、今日は研究室内コンペの要項説明がありました。案を考えていく上で、チームを分け、コンペ形式でアイディアを提案するイベントです!

コンペ班が、こんな素敵なポスターを作成してくれました!

 

締め切りまでまだ1か月以上ありますが、意外と時間がないのです。。。

皆さん、力を合わせて頑張りましょう、、、!素敵な提案が誕生しますように!

 

わかつき

 

 

大崎上島リノベにスペシャルゲスト

広島県の瀬戸内海に浮かぶ離島・大崎上島にある、旧警察官舎をリノベーションするプロジェクトが少しずつですが進んでいます。月に2回程度、大崎上島に宿泊しながら、建物調査や地域調査、住民へのインタビューなどフィージビリティを確認しながらの漸進的な状況です。その成果をコンペの募集要項などに整理したりもしています。

そんな中、千葉・市川市で参加型リノベーションを専門にしている、つみき設計施工社の河野直さんが大崎上島の現地を訪問してくれました。プロジェクトの進め方や施工の手順など様々なアドバイスをいただき、学生共々とても勉強になりました。フィージビリティが高まったように思います。

まずはテンションのあがる空間をつくる。これを目標にしたいなと。

帰りには左官職人のヴァンさんに話を聞いてきました。話や作業を見聞きしながら、職人像についていろいろと考えを巡らせていました。それは船に乗り、車に乗って帰宅するまで続きました。

外に出て、現場で考える。最高ですね。

 

河野さんとの写真を撮り忘れましたが、その時に撮影していた写真を掲載しておきます。

写真 旧警察官舎。プロジェクトの看板を立てました。
写真 フランスから来た左官職人のヴァンさん
写真 木江の木造3階建て。船枻(せがい)造。
写真 美味しいラーメン

カフェplus good day(広島県大竹市)のリノベーションプロジェクト

研究室OBの紹介があり、広島県大竹市のカフェplus good dayさんのリノベーションプロジェクトが進行しています。

大竹市の女性メンバーによるまちづくり活動に端を発したこのカフェは、予約必須の人気店ですが、飲食の場としてのみならず、ワークショップや勉強会等も開催されている、大竹市のまちづくりアイコン的なスポットです。建物は築70年の古民家を利用しています。

10〜11月は、学部3年生が、建築ゼミナールⅡという授業の中で、リノベーションの企画提案を行います。先日はカフェを訪問して、ヒアリングや実測の調査を行いました。

オーナーさんの想いに触れながら、企画を提案するという機会は、学生にとってもまたとない学びになります。

さて、どんな企画が提案されるか、楽しみにしています。

plus good dayさん

https://www.facebook.com/plusgoodday.98/

【ご案内】AIJ中国支部シンポジウム

来る11月4日(金)午後、建築学会中国支部のオンラインシンポジウム「建設業における働き方 これまでとこれから」が開催されます。

メインでご講演される浜田沙織先生は、所属されている㈱ワークライフバランスにて、建設業のみならずメーカーや行政など、幅広い分野における日本の働き方改革に大きく貢献してこられた方です。学生や社会人の皆様におかれましては、企業の働き方に関する現状や今後を巡る情報をいろいろ得るところもあるかと思います。

また冒頭では、本研究室M1の佐々木友子さんが研究成果を発表します。

お時間ありましたら、みなさまぜひご参会ください。

佐々木さんがんばれー!!

シンポジウムの詳細はこちら:https://chugoku.aij.or.jp/info/event/707/

調査報告 @三次地方森林組合

はじめまして、学部4年の西岡と申します。先日、三次地方森林組合さんにお邪魔して、実際の間伐の現場を見させていただいたので報告します!(初ブログ投稿頑張ります!)

集材所の近くに車を止めて、そこから森の中に入っていったのですが、想像以上に作業道が張り巡らされていて、驚きました。しかし、この作業道は後々自然に帰るようになっているようです。

実際の伐採、造材の様子は迫力満点でした!想像以上に枝葉が出たり、たまに木が滑り落ちてしまうこともあることに驚きました。

間伐は木材を取ることが目的なのではなく、残る木を育てることが目的であるというのが、印象的でした。きれいな木を残して、細い木や曲がっている木を中心に伐採し、曲がり具合を見て材木として使うもの、チップにするものを意識しながら造材していました。また、伐採されたところは森が明るくなっているようにも感じました。

また、実際にハーベスタに座らせていただきました!モニターやたくさんのボタンがあってこれが高性能林業機械かと感動しました。

そして、植林して数年たったコウヨウザンも見させていただきました。育て方の実験をしているらしいのですが、結果が分かるのが数十年も先の事なので、そういった点でも林業は難しい分野だなと感じました。

自分なりに林業について色々調べていましたが、やはり実際に見たり体験したりすると非常に濃い情報がリアルに得られると実感した現地調査になりました。貴重なお話もたくさんして下さり、改めて見学させていただきありがとうございました!

今回見学したことを活かして、後期も卒業設計を頑張っていきます!

西岡

卒業論文・卒業設計中間発表会@2209

9月30日。明日から10月、本格的に入秋しそうな本日。
広島大学建築Pでは、計画系講座の卒業論文・卒業設計中間発表が開催されました。

総勢33名。朝9時にスタートして、途中1時間ランチタイムを入れて、終わったのが18時過ぎ。肌寒い中会場に入り、会場を出るとまた肌寒い。しかもちょっと薄暗い。体力勝負です。

いろいろな研究(論文・設計)があり、聞いていてわかりにくいこともありましたが、テーマが多様でそれだけで楽しかったです。

私のゼミからも6名が中間発表に臨んでいました。緊張はしていたでしょう。それにまだまだですが、2週間前に発表練習を聞いた時に比べると格段に良くなっていたので少し安心しました。残り4か月と少し、これからは研究に集中して、研究の精度を高めてほしいと思います。

今日はお疲れさまでした。ゆっくり休んで、明日からは本当に全身全霊で熱中してほしい。だって、11月には京都ゼミ。広島でお留守番はいやでしょうから。

角倉