玖波カフェ外壁修繕ワークショップ1日目 20221207

広島県大竹市、玖波。瀬戸内海に面した海辺の長閑な地域に「plus good day」というカフェがあります。

カフェを経営している方から、学生と一緒に建物を修繕したいという打診があったのは、初夏のころ。夏から打ち合わせさせていただく一方で、秋には3年生向けのゼミナールの題材にさせていただいたりもしました。このワークショップについては、こちらのわがままで、職人さんと一緒に進めたい、ご飯を一緒に食べたいというお願いも聞き入れてくださいました。

 

そして、12月7日、ようやく3回にわたる修繕ワークショップがスタート。旧山陽道の街道に面した1階部分のモルタル仕上げの外壁の修繕がこのワークショップの目的。ゼミに参加した学部3年生とゼミに所属する4年生と大学院生の12名が参加。大工・工務店の中村さんと左官職人の藤川さんのご指導のもと、スタート。さて、どうなるのでしょうか。教員としても楽しみです。

写真 WSの事前説明。中村さんの指導のもとで、いよいよスタート。

 

初日である第1回は、浮きのあるモルタル外壁を解体し、内部の様子を確認しながら、木部の修繕方法を決め、再びモルタルで外壁仕上げ用の下地をつくることが目標。

プロの指導のもとで効率よくというよりは、その真反対。みんなで一緒に和気あいあい楽しみながらじわりとスタート。分かりやすい指導のおかげで、道具を使い手を動かしていくか中で少しずつ習熟していく様子を見ていると、技能の習得は結局のところ繰り返ししかないと思います。この繰り返しをどう実現するかが建築にある課題の一つであることは間違いありません。

写真 解体の風景。「解体気持ちいい〜」という学生も・・・だよね。
写真 左官職人・藤川さんの指導
写真 木ずりの交換。間隔を保とう。
写真 防水シートにメタルラスを貼る。進んだ感じが出る。
図 東南アジアの現場でよくみた感じの光景・・・笑

そんなことを思っているうちに、日も少しずつ傾き始めたので、16時少し前に終了して、初日は解散となりました。残った一部の作業は、お二人がササッと完成させていました。さすが、職人。技能があるって、かっこいいですね。

写真 初日の出来あがり by Shinji Nakamura
写真 12/7参加メンバー集合写真

作業の合間に、大人気のカフェランチをいただきました。噂に違わぬ、美味しいご飯。パワーをいただき、もう一踏ん張りできました。

写真 美味しいランチ  @ plus good day
写真 カフェでのランチの様子。食事は交流を深める鍵。

 

では、次回。1週間後。

 

角倉

大崎上島リノベにスペシャルゲスト

広島県の瀬戸内海に浮かぶ離島・大崎上島にある、旧警察官舎をリノベーションするプロジェクトが少しずつですが進んでいます。月に2回程度、大崎上島に宿泊しながら、建物調査や地域調査、住民へのインタビューなどフィージビリティを確認しながらの漸進的な状況です。その成果をコンペの募集要項などに整理したりもしています。

そんな中、千葉・市川市で参加型リノベーションを専門にしている、つみき設計施工社の河野直さんが大崎上島の現地を訪問してくれました。プロジェクトの進め方や施工の手順など様々なアドバイスをいただき、学生共々とても勉強になりました。フィージビリティが高まったように思います。

まずはテンションのあがる空間をつくる。これを目標にしたいなと。

帰りには左官職人のヴァンさんに話を聞いてきました。話や作業を見聞きしながら、職人像についていろいろと考えを巡らせていました。それは船に乗り、車に乗って帰宅するまで続きました。

外に出て、現場で考える。最高ですね。

 

河野さんとの写真を撮り忘れましたが、その時に撮影していた写真を掲載しておきます。

写真 旧警察官舎。プロジェクトの看板を立てました。
写真 フランスから来た左官職人のヴァンさん
写真 木江の木造3階建て。船枻(せがい)造。
写真 美味しいラーメン

卒業論文・卒業設計中間発表会@2209

9月30日。明日から10月、本格的に入秋しそうな本日。
広島大学建築Pでは、計画系講座の卒業論文・卒業設計中間発表が開催されました。

総勢33名。朝9時にスタートして、途中1時間ランチタイムを入れて、終わったのが18時過ぎ。肌寒い中会場に入り、会場を出るとまた肌寒い。しかもちょっと薄暗い。体力勝負です。

いろいろな研究(論文・設計)があり、聞いていてわかりにくいこともありましたが、テーマが多様でそれだけで楽しかったです。

私のゼミからも6名が中間発表に臨んでいました。緊張はしていたでしょう。それにまだまだですが、2週間前に発表練習を聞いた時に比べると格段に良くなっていたので少し安心しました。残り4か月と少し、これからは研究に集中して、研究の精度を高めてほしいと思います。

今日はお疲れさまでした。ゆっくり休んで、明日からは本当に全身全霊で熱中してほしい。だって、11月には京都ゼミ。広島でお留守番はいやでしょうから。

角倉

更新情報

4月1日、新しい年度が始まりました。

新メンバーを迎え、メンバー情報などを更新しました。

新しい体制で1年間、楽しみたいと思います。皆様、どうぞよろしくお願いします。

【御礼・祝】学部卒業&大学院修了

3月も終わり。学生を送り出す時節を迎えました。

私たちのゼミから、学部生6名、大学院生(修士)6名、合わせて12名が、無事に次のステージにステップアップすることになりました。

研究にご協力をいただきました皆様には、指導教員としまして心から御礼を申し上げます。ありがとうございました。今後ともご指導賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

 

そして、12名の学生の皆さん。卒業、そして修了、おめでとうございます。

 

人生は旅のようなものだ。

このように人生はしばしば旅になぞらえられます。自然や異世界の中に身を置く旅も喜びだけでなく、大きな試練を与え、挑戦を求めます。まるで人生のように。どちらも個人を超越する存在ですから、重なる部分が多いのだと思います。
さて、皆さんの旅はこれからです。そして、それは長いものです。このゼミでの経験が皆さんの旅を少しでも豊かにすることに役立つのであれば、幸せです。うれしい。
人生は旅です。楽しんでください。これからの皆さんの旅が豊かになるように願っています。

 

集合写真(前列左から叶晴夏、片山晴香、中野瑞希、佐々木友子、若槻瑠実、北口滉大。後列左から糸島隆文(M1)、榎優志、田渕貴稔、黒川大樹、山本陸、谷川太一、永見大樹、角倉英明)

 

最後に、8名の学生は、4月からゼミを離れて、新しい環境で新しいことにチャレンジすることになります。ご活躍を期待しています。そして、成長した姿を見せてくれるとうれしいです。しかし、皆さんの顔を見る、声を聴く機会が減るのは、正直寂しいです。時々顔を出してください。

皆さんはコミュニティの一員です。終身会員です。いつでもゼミに参加してください。

楽しい1年間をありがとう。感謝。惜別。

角倉

AIJ建築雑誌とコンペ 202112

 

建築雑誌の編集委員を務めた2年間で企画・編集した最終号が届きました。コロナ禍で苦労も多かったので、感慨深い。

そうしたら、なんと日本建築学会コンペで受賞したゼミ生2人(若槻さん、中野さん)の名前と作品が掲載されました。おめでとう。

色々と重なって、とてもうれしいです。

角倉

第1回オリジナル餃子選手権

2週間ほど前になりますが研究室のメンバーでオリジナル餃子選手権を行いました。
4グループに分かれて、オリジナルな餃子を作り、独創性とおいしさを競いました。
どの餃子も美味しく好評でしたが、中でもサバ味噌を使った餃子が大好評で売りに出せるくらい美味しいと評判でした。

下記にグランプリと準グランプリに輝いた餃子のレシピを特別に公開します。

🥇グランプリ🥇

作品名: 青花 (サバ味噌)   /メンバー: 山本、糸島、叶、若槻

【材料】
サバ水煮缶 120g
①キャベツ 1/8
白菜 2枚
しょうが刻む お好み
味噌 大さじ1
ニラ 適当
大葉 20枚(4枚→刻む 16枚→1/2にカット)

タレのレシピ
マヨ:ミソ=1:1
お好みで砂糖をプラス!

【作り方】
①キャベツ・白菜・ニラ・大葉を短い千切り〜みじん切りに、お好みで生姜を刻んでおく
②サバの水煮缶は軽くほぐして①の野菜と味噌(大さじ1)と混ぜる
③皮→大葉1/2枚→②のタネの順に載せ包む

【料理長の一言】
ごま油で焼くと風味がいいです👌

🥈準グランプリ🥈

作品名: brûlée (リンゴのブリュレ)  /メンバー: 榎、黒川、田渕、福江

【材料】
(餃子16個分)
リンゴ1個
砂糖大さじ3くらい
水小さじ1
シナモンいい感じに(小さじ半分くらい?)

【作り方】
①リンゴを小さく切る
②フライパンにバターを温め、切ったリンゴを炒める
③少ししんなりしてきたら、砂糖と水を入れて少し茶色くなるまで煮詰める
④シナモンパウダーを振り冷ます
⑤冷めたら餃子の皮に包み、バター塗ったフライパンで焼く
⑥焼けたらお好みでグラニュー糖を振りかけバーナーで炙れば完成!

第2回以降の作品にも期待です。

黒川