【報告】日本建築学会で授賞式が開催されました / Report on the Award Ceremony at the Annual Meeting of AIJ

角倉・石垣研究室の学生と修了生が、2024年日本建築学会大会で開催された各賞の授賞式で表彰されました。以下の通りです。それぞれの授賞式の様子を報告します。

 

2024年日本建築学会優秀修士論文賞

受賞者: 若槻瑠実
論文題目: 過疎地域における木造住宅生産の担い手に関する研究 ―広島県大崎上島を対象として―

大崎上島を対象に、過疎地域が示唆する住宅生産の未来像をとらえようとした研究

 

2024年度支部共通事業・日本建築学会設計競技「コモンズの再構築ー建築,ランドスケープがもたらす自己変容」タジマ奨励賞・支部入選(四国) 

受賞者: 佐藤秀弥,土居秋穂,友定真由
タイトル: 岡村島の葬送

愛媛県今治市に浮かぶ岡村島。廃墟となった家屋を資材に自らが建築して、手に実感をいだき、故郷に、島に想いを馳せるそんなヒューマンアクティビティを受容する建築空間。

 

表彰式と記念撮影の様子。おめでとうございます。

優秀修士論文賞の授賞式の様子
若槻さんを囲んで記念撮影。フリーダムだな。
学会設計競技の授賞式後の記念撮影。佐藤君・土居さん・友定さん、おめでとう。

 

Students and a graduate of our lab were honored at the awards ceremony held at the 2024 Annual Conference of the Architectural Institute of Japan.

 

the Excellent Master’s Thesis Award by the AIJ

Name: WAKATSUKI RUMI
Title: Study on on the production system of wooden houses in depopulated areas -For Osakikamijima Island, Hiroshima Prefecture, Japan-

 

the AIJ Design Competition in 2024, Tajima Incentive Award and the Honorable Mention Award (the Shikoku Chapter of AIJ )

Name: SATO Shuya, DOI Akiho, and TOMOSADA Mayu
Title: Funeral on Okamura Island

 

角倉 / SUMIKURA

2024年日本建築学会大会への参加について / the Annual Conference of AIJ 2024

2024年8月28日〜30日にかけて、東京都千代田区駿河台にある明治大学において、日本建築学会大会(関東)が開催されました。角倉・石垣研究室からは、以下の通り学生が論文とデザインを発表しました。

学術講演会:15名(博士課程後期2名、博士課程前期13名)
デザイン発表会:2名(博士課程前期2名)

台風10号がノロノロの蛇行運転でなかなか通過しなかったこともあって、東京から広島へ戻るのが大変でした。

学会への道は険しい?3人は楽しげだ。駿河台。坂の多い東京。

 

 

The Annual Conference of the Architectural Institute of Japan (Kanto) was held at Meiji University in Surugadai, Chiyoda-ku, Tokyo, from August 28 to 30, 2024.

 Students of our lab made the following presentations.

Academic lecture: 15 students
Design presentations: 2 students

 

角倉 / SUMIKURA

【案内】書籍「住まいのこれから」の出版について / Intorduction about the book publications

角倉英明准教授が以下の書籍を出版しました。
この書籍は、住総研の研究委員会での研究活動を取りまとめたもので、これからの住まいづくりを担う新たな存在について、職人、工務店、施主という3つの視点から捉えたものです。

 

タイトル:住まいづくりのこれから  〇〇大工 NEO工務店 シン旦那 (住総研住まい読本)
著者:蟹澤宏剛、河野直、権藤智之、佐々木留美子、角倉英明、森田芳朗
出版社:新建新聞社

amazonなどからでも購入できますので、ご関心のある方はぜひ手に取っていただけますとうれしいです。

 

Associate Prof. SUMIKURA Hideaki published a new book about people and organizations leading housing development into a new era.

 

「住まいづくりのこれから」(新建新聞社)表紙カバー

「住まいづくりのこれから」(新建新聞社)目次

「住まいづくりのこれから」(新建新聞社)

【受賞】日本建築学会優秀修士論文賞 / Award receiving from AIJ

昨年度まで研究室に所属していた学生が、2024年の日本建築学会優秀修士論文賞を受賞しました。おめでとうございます。
来月開催の日本建築学会大会(関東)において、表彰式(8月28日@明治大学)が開催される予定です。

研究にあたりご協力をいただきました皆様、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

若槻瑠実
日本建築学会優秀修士論文賞
「過疎地域における木造住宅生産の担い手に関する研究 ―広島県大崎上島を対象として―」

 

WAKATSUKI Rumi, who was a student in our laboratory until this March, has been awarded the Excellent Master’s Thesis Award by the Architectural Institute of Japan.

Title: Study on on the production system of wooden houses in depopulated areas -For Osakikamijima Island, Hiroshima Prefecture, Japan-

 

角倉 / SUMIKURA

【受賞】日本建築学会設計競技タジマ奨励賞 / Awards receiving from AIJ

2024年度支部共通事業・日本建築学会設計競技「コモンズの再構築ー建築,ランドスケープがもたらす自己変容」において,作品を出品していた研究室の学生がタジマ奨励賞を受賞しました。おめでとうございます。
来月の日本建築学会大会(関東)において,表彰式(8月28日@明治大学)が開催される予定です。

制作にあたりご指導やご協力をいただきました皆さま、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

学部4年 佐藤秀弥,土居秋穂,友定真由
タジマ奨励賞,支部入選(四国)
「岡村島の葬送」

 

SATO Shuya, DOI Akiho, and TOMOSADA Mayu, fourth-year undergraduate students, received the Tajima Incentive Award at the Architectural Institute of Japan (AIJ) Design Competition in 2024. The theme of the competition was “Reconstruction of the Commons: Self-Transformation through Architecture and Landscape.”

Prize: Tajima Incentive Award and the Honorable Mention Award (the Shikoku Chapter of AIJ )
Title of their work: “Funeral on Okamura Island”

 

角倉 / SUMIKURA

ダフニアルさん研究室訪問 / Dr. Dahniar visited our laboratory

2020年夏に広島大学で博士課程を修了したダフニアルさんが4年ぶりに来日し、広島大学にも来ていました。現在、インドネシア共和国のハサヌディン大学(スラウェシ島マカッサル)で建築学科の助教として学生教育と研究に取り組まれています。

ダフニアルさんたちハサヌディン大学は、日本の大学と建築に関する教育・学術協力について意見交換するために来日しました。そのひとつが広島大学で、先日、6名の教員が広島大学に来て、会議が行われました。相互に大学組織や教育、建築事情、研究の様子などを紹介したり、共同・連携のあり方などについて議論したりしました。

私個人としては、日本の建築をより良くする上で東南アジアなどの国や地域から学ぶことは多いと考えています。それに、ポストコロナの新しい時代に入ったわけですから、円安はなかなか厳しいものの、弱まってしまった国際的な関係を積極的につくっていくべきでしょう。具体的には、研究協力や学生交流を少しずつ進めていきながら、コラボレーションを築けたらいいのではないかと考えています。

意見交換の後、私と石垣先生で、ハサヌディン大学の先生方を建築グループに関連する施設を案内しました。ダフニアルさんは私たちの研究室に所属し、博士号を取得した学生です。ですので、会議後の施設見学では、久しぶりに当時自分がいた私たちの研究室(学生部屋)を訪れてくれました。学生時代のことを色々と思い出していたようです。

そんな様子を見て思ったこと。それは、過去に触れることは色々な考えを呼び起こしてくれるということでした。いい過去をたくさんつくれるように、私たちも毎日の積み上げに努めていきたいですね。

意見交換後の記念集合写真/ハサヌディン大学ダフニアルさん(後列左から4人目)

 

Dr. Dahniar, who completed her PhD at Hiroshima University in the summer of 2020, came to Japan for the first time in four years and visited Hiroshima University. She is an assistant professor in the Department of Architecture at Hasanuddin University (Makassar, Sulawesi) in the Republic of Indonesia.
Dr. Dahniar came to Japan to exchange views and opinions on educational and academic collaboration between Hasanuddin University and Hiroshima University in architecture. In response to the six-member delegation’s visit, the Hiroshima University Architecture Group held a meeting and showed them our facilities.
I believe that there is much to learn from Southeast Asian countries and regions in improving Japanese architecture, so I hope to promote research collaborations and student exchange gradually.
Dr. Dahniar belonged to our laboratory, so she visited our laboratory room for the first time in a long time as part of the facility tour after the conference.

 

角倉 / SUMIKURA

学生向け工務店イベントの記事 / Article of the koumuten event for students

3月13日に開催した、Koumuten Job!主催の学生向けイベント「働くな、楽しめ!オモシロ工務店の生き方」の様子が、新聞記事になりました。

今回、取り上げていただいた新聞は、工務店業界紙である「新建ハウジング」です。学生と工務店をつなげる団体として立ち上がったKoumuten Job!の設立趣旨から始まり、今回のオンラインイベントの様子、団体の将来構想などについて丁寧に書いていただきました。

引き続き、KJ!は活動を活発化させていくので、乞うご期待。

KoumutenJob!学生向けイベントに関する記事

 

SUMIKURA is an advisor of the “Koumuten Job!”. The group held the event for students, which aimed to have relationship with them who were interested in komutens. The article of the event was featured in an industry-wide newspaper.

 

角倉 / sumikura

小学校での出前授業の記事 / Article of special classes for elementary school students

私たちの研究室では小学生など学生に向けた出前授業を実践しています。学生がいつか建築に、特に木造建築を仕事にしてくれることを期待して、広島県工務店協会の工務店3社と協力してプログラムづくりから始め、簡単な授業とワークショップを行なっています。

今回は、11月に安佐南区の安東小学校の6年生を対象にして、木造建築のこと、大工のこと、森林と建築のつながりのことなどを話し、その後、箸づくりワークショップを行いました。

箸づくりではかんなを使って、実際に木材を削る作業をしてもらい、大工技能の高さを感じてもらっています。小学生たちが楽しく、熱中して作業している姿を見るとうれしくなります。

優しい木の住まいの記事の様子

今回、その時の様子が、「優しい木の住まい Vol.30」の記事として掲載されました。

 

We gave the special lectures for elementary school students collaborating with three koumutens in Hiroshima. The article on the lecture was featured in a magazine.

角倉 / sumikura

大崎上島リノベーションプロジェクトの記事 / Article of Osaki-Kamijima Renovation Project

広島県建築士事務所協会の会誌に、私たちの研究室で進めているプロジェクトが紹介されました。

このプロジェクトは、大崎下島町にあった空き家の旧警察官舎を、「学び」をテーマにしたアトリエにするリノベーション。協会の担当者が昨年12月に取材と現地視察をしてくださり、記事なりました。ありがとうございます。

10月の完成に向けて、日々作業を進めているところ。教員である私も学生が日々成長していく姿を楽しんでいます。

月に数回、島に通っているので、大崎上島の方、島に行かれる方はぜひお立ち寄りいただけますとうれしいです。
研究室の広報を兼ねてInstagram(hu_arch_lab)もあり、普段の活動の様子があげられています。そちらもご笑覧ください。

広島県建築士事務所協会会報 2024年3月号
広島県建築士事務所協会会報 2024年3月号

The article on our renovation project in Osaki-Kamijima island was featured in a magazine.

角倉 / sumikura