大崎上島旧警察官舎 リノベーションプロジェクト 秋の大感謝祭のご案内

私共の研究室では広島県にある大崎上島にて、リノベーションプロジェクトを行なっております。プロジェクトも完成に近づき、日頃の感謝をこめて「秋の大感謝祭」を行うこととなりました。
餅・菓子まきや座談会など楽しいイベントを計画しております。ぜひお立ち寄りくだい。
詳細は下記のポスターをご覧ください。

Our laboratory is conducting a renovation project on Osakikamijima in Hiroshima Prefecture. As the project nears completion, we have decided to hold a “Autumn Thanksgiving Festival” to express our gratitude.We are planning fun events such as mochi and sweets throwing and roundtable discussions. Please come and visit us.

Please see the poster below for details.

竹熊

 

 

基町プロジェクトに参加しました

2024年9月19日~20日、22日~23日にかけて、広島県広島市中区基町にある市営基町高層アパート(以下、基町アパート)において、第6コア自治会長の板井さんのもと、基町プロジェクトに参加しました。

From September 19 to 20 and from September 22 to 23, 2024, we participated in the Motomachi Project under the leadership of Ms. Itai, the sixth core community association chairman, at the Motomachi High-Rise Apartment located in Naka Ward, Hiroshima City, Hiroshima Prefecture

プロジェクトでは、基町アパートの地下空間に放置された過去の都市文化を物語る備品や資料を発掘、整理したり、資料や地下空間の活用方法、そして今後の基町の在り方等を考えるワークショップを行いました。

During the project, we excavated and organized items and materials that reflect the past urban culture left in the underground space of the Motomachi Apartment. We also held workshops to discuss how to utilize these materials and the underground space, as well as to consider the future direction of Motomachi.

ワークショップだけでなく、食事会を通じて住民の方とも直接意見を交わす機会もあり、テレビ局の取材の中で本当に貴重な経験をさせていただくことができました。板井さんをはじめ、今回のプロジェクトに携わってくださった方々、本当にありがとうございました!

Not only did we hold workshops, but we also had the opportunity to engage in direct discussions with residents through a dinner gathering. This allowed us to gain valuable insights during the coverage by the television station. We would like to extend my heartfelt thanks to Ms. Itai and everyone involved in this project!

藤田/ Fujita

 

 

 

 

JLL東京オフィスの見学/ Tour of JLL Tokyo Office

日本建築学会東京大会の折に、当研究室のOBでもある広島大学客員教授の溝上裕二さんにご案内いただき、JLL東京オフィスを見学してきました。

JLL東京オフィスは、2023年度グッドデザイン賞を受賞しました。今回見学させていただくオフィスでは、Activity Based Working (ABW)の導入により、社員が自身の業務に最適な場所を自由に選べる柔軟な働き方が非常に印象的でした。また、オフィス内には大型モニターも設置されており、利用者は自分の位置を確認しやすく、全体の動きを把握することで、自由度を保ちながらも秩序を保ち、効率を向上させています。

各エリアには、それぞれ集中やコミュニケーションに適した空間が設けられています。特に「縁側」をイメージしたスペースは、和の要素を取り入れ、仕事の合間にリラックスできる温かみのある場所として機能しており、働く環境に自然な調和を感じました。

先進的な建築の空間表現だけでなく、伝統文化と建築についての溝上さんの考えも聞くことができ、大変勉強になりました。ありがとうございます。

We were guided by Mr. Yuji Mizokami, visiting professor at Hiroshima University and an alumnus of our Seminar, to visit JLL’s Tokyo Office.

At JLL’s Tokyo office, we were impressed by the flexible working style of the employees who can freely choose the most suitable location for their work through the introduction of Activity Based Working.  Monitors are also installed in the office, making it easy for users to check their positions and keep track of the overall movement, maintaining order and improving efficiency while maintaining a degree of freedom. Each area has its own space suitable for concentration and communication. In particular, the space inspired by the “Enko-gawa” incorporates Japanese elements and functions as a warm place to relax during breaks from work, creating a natural harmony in the working environment.

It was an amazing experience for us to learn not only the advanced architectural spatial expression, but also Mr. Mizukami’s thoughts on traditional culture and architecture.

李 / Li

複合施設「BONAPOOL」の見学/ Tour of the “bonapool” complex facility.

2024年9月2日に広島県尾道市瀬戸田町にある「ボナプール楽生苑」を見学させて頂きました。

ボナプールは[就労支援×宿泊×交流スペース]からなる複合施設です。
一階は自由に使えるレンタルキッチンと交流スペース、障がいのある方が働くbonalaboからなります。二階は宿泊施設で、生口島と高根島をつなぐみかん色の高根大橋と海の青さが交わる美しい景色を眺めることができます。

当日は施設長さんが施設内を案内してくださり、それぞれの空間について伊藤豊雄氏の設計時のこだわりについて説明してくださいました。内部はレモン色の壁と、曲線が多用された家具が印象的でした!

また、福祉の目線で、障害のある方の就労しやすい環境づくり、オープンな部分とクローズの部分をしっかり分けるという工夫などについて、施設内を案内しながら説明してくださいました。

普段見ることができない部分まで見学させていただくことができ、とても貴重な経験になりました。また、施設内のショップで販売されいている生口島の柑橘を使った商品がとても美味しかったです。ありがとうございました。

We visited “Bonapour” in Setoda-cho, Onomichi City, Hiroshima Prefecture.
Bonapool is a complex facility consisting of [employment support, accommodation, and exchange space].
On the day of the tour, the head of the facility gave us a tour of the facility and explained Toyo Ito’s design philosophy for each space. He also explained how the facility was designed from a welfare perspective.
It was a very valuable experience for me to be able to see parts of the facility that I would not normally be able to see. I also enjoyed the delicious citrus products sold in the facility! Thank you very much for giving us this opportunity.

「BONAPOOL楽生苑」について
2024年3月1日に旧瀬戸田町営プール跡地にオープン。観光客の方、地域の方、そこで働く障がいをもった方など、多様な人々が集い・交流する「みんなの家」として誕生した[就労支援×宿泊×交流スペース]の複合施設。社会福祉法人新生福祉会と、伊東豊雄建築設計事務所が共同で、日本財団「みらい福祉施設建築プロジェクト2021」に応募し、全国472法人の中から採択された。
所在地:〒722-2411 広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田1-1
ホームページ:https://bonapool.com/
インスタグラム:https://www.instagram.com/bonapool.info/

小林 / Kobayashi

【報告】日本建築学会で授賞式が開催されました / Report on the Award Ceremony at the Annual Meeting of AIJ

角倉・石垣研究室の学生と修了生が、2024年日本建築学会大会で開催された各賞の授賞式で表彰されました。以下の通りです。それぞれの授賞式の様子を報告します。

 

2024年日本建築学会優秀修士論文賞

受賞者: 若槻瑠実
論文題目: 過疎地域における木造住宅生産の担い手に関する研究 ―広島県大崎上島を対象として―

大崎上島を対象に、過疎地域が示唆する住宅生産の未来像をとらえようとした研究

 

2024年度支部共通事業・日本建築学会設計競技「コモンズの再構築ー建築,ランドスケープがもたらす自己変容」タジマ奨励賞・支部入選(四国) 

受賞者: 佐藤秀弥,土居秋穂,友定真由
タイトル: 岡村島の葬送

愛媛県今治市に浮かぶ岡村島。廃墟となった家屋を資材に自らが建築して、手に実感をいだき、故郷に、島に想いを馳せるそんなヒューマンアクティビティを受容する建築空間。

 

表彰式と記念撮影の様子。おめでとうございます。

優秀修士論文賞の授賞式の様子

若槻さんを囲んで記念撮影。フリーダムだな。

学会設計競技の授賞式後の記念撮影。佐藤君・土居さん・友定さん、おめでとう。

 

Students and a graduate of our lab were honored at the awards ceremony held at the 2024 Annual Conference of the Architectural Institute of Japan.

 

the Excellent Master’s Thesis Award by the AIJ

Name: WAKATSUKI RUMI
Title: Study on on the production system of wooden houses in depopulated areas -For Osakikamijima Island, Hiroshima Prefecture, Japan-

 

the AIJ Design Competition in 2024, Tajima Incentive Award and the Honorable Mention Award (the Shikoku Chapter of AIJ )

Name: SATO Shuya, DOI Akiho, and TOMOSADA Mayu
Title: Funeral on Okamura Island

 

角倉 / SUMIKURA

2024年日本建築学会大会への参加について / the Annual Conference of AIJ 2024

2024年8月28日〜30日にかけて、東京都千代田区駿河台にある明治大学において、日本建築学会大会(関東)が開催されました。角倉・石垣研究室からは、以下の通り学生が論文とデザインを発表しました。

学術講演会:15名(博士課程後期2名、博士課程前期13名)
デザイン発表会:2名(博士課程前期2名)

台風10号がノロノロの蛇行運転でなかなか通過しなかったこともあって、東京から広島へ戻るのが大変でした。

学会への道は険しい?3人は楽しげだ。駿河台。坂の多い東京。

 

 

The Annual Conference of the Architectural Institute of Japan (Kanto) was held at Meiji University in Surugadai, Chiyoda-ku, Tokyo, from August 28 to 30, 2024.

 Students of our lab made the following presentations.

Academic lecture: 15 students
Design presentations: 2 students

 

角倉 / SUMIKURA

【案内】書籍「住まいのこれから」の出版について / Intorduction about the book publications

角倉英明准教授が以下の書籍を出版しました。
この書籍は、住総研の研究委員会での研究活動を取りまとめたもので、これからの住まいづくりを担う新たな存在について、職人、工務店、施主という3つの視点から捉えたものです。

 

タイトル:住まいづくりのこれから  〇〇大工 NEO工務店 シン旦那 (住総研住まい読本)
著者:蟹澤宏剛、河野直、権藤智之、佐々木留美子、角倉英明、森田芳朗
出版社:新建新聞社

amazonなどからでも購入できますので、ご関心のある方はぜひ手に取っていただけますとうれしいです。

 

Associate Prof. SUMIKURA Hideaki published a new book about people and organizations leading housing development into a new era.

 

「住まいづくりのこれから」(新建新聞社)表紙カバー

「住まいづくりのこれから」(新建新聞社)目次

「住まいづくりのこれから」(新建新聞社)

【受賞】日本建築学会優秀修士論文賞 / Award receiving from AIJ

昨年度まで研究室に所属していた学生が、2024年の日本建築学会優秀修士論文賞を受賞しました。おめでとうございます。
来月開催の日本建築学会大会(関東)において、表彰式(8月28日@明治大学)が開催される予定です。

研究にあたりご協力をいただきました皆様、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

若槻瑠実
日本建築学会優秀修士論文賞
「過疎地域における木造住宅生産の担い手に関する研究 ―広島県大崎上島を対象として―」

 

WAKATSUKI Rumi, who was a student in our laboratory until this March, has been awarded the Excellent Master’s Thesis Award by the Architectural Institute of Japan.

Title: Study on on the production system of wooden houses in depopulated areas -For Osakikamijima Island, Hiroshima Prefecture, Japan-

 

角倉 / SUMIKURA

【受賞】日本建築学会設計競技タジマ奨励賞 / Awards receiving from AIJ

2024年度支部共通事業・日本建築学会設計競技「コモンズの再構築ー建築,ランドスケープがもたらす自己変容」において,作品を出品していた研究室の学生がタジマ奨励賞を受賞しました。おめでとうございます。
来月の日本建築学会大会(関東)において,表彰式(8月28日@明治大学)が開催される予定です。

制作にあたりご指導やご協力をいただきました皆さま、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

学部4年 佐藤秀弥,土居秋穂,友定真由
タジマ奨励賞,支部入選(四国)
「岡村島の葬送」

 

SATO Shuya, DOI Akiho, and TOMOSADA Mayu, fourth-year undergraduate students, received the Tajima Incentive Award at the Architectural Institute of Japan (AIJ) Design Competition in 2024. The theme of the competition was “Reconstruction of the Commons: Self-Transformation through Architecture and Landscape.”

Prize: Tajima Incentive Award and the Honorable Mention Award (the Shikoku Chapter of AIJ )
Title of their work: “Funeral on Okamura Island”

 

角倉 / SUMIKURA