【報告】日本建築学会で授賞式が開催されました / Report on the Award Ceremony at the Annual Meeting of AIJ

角倉・石垣研究室の学生と修了生が、2024年日本建築学会大会で開催された各賞の授賞式で表彰されました。以下の通りです。それぞれの授賞式の様子を報告します。

 

2024年日本建築学会優秀修士論文賞

受賞者: 若槻瑠実
論文題目: 過疎地域における木造住宅生産の担い手に関する研究 ―広島県大崎上島を対象として―

大崎上島を対象に、過疎地域が示唆する住宅生産の未来像をとらえようとした研究

 

2024年度支部共通事業・日本建築学会設計競技「コモンズの再構築ー建築,ランドスケープがもたらす自己変容」タジマ奨励賞・支部入選(四国) 

受賞者: 佐藤秀弥,土居秋穂,友定真由
タイトル: 岡村島の葬送

愛媛県今治市に浮かぶ岡村島。廃墟となった家屋を資材に自らが建築して、手に実感をいだき、故郷に、島に想いを馳せるそんなヒューマンアクティビティを受容する建築空間。

 

表彰式と記念撮影の様子。おめでとうございます。

優秀修士論文賞の授賞式の様子
若槻さんを囲んで記念撮影。フリーダムだな。
学会設計競技の授賞式後の記念撮影。佐藤君・土居さん・友定さん、おめでとう。

 

Students and a graduate of our lab were honored at the awards ceremony held at the 2024 Annual Conference of the Architectural Institute of Japan.

 

the Excellent Master’s Thesis Award by the AIJ

Name: WAKATSUKI RUMI
Title: Study on on the production system of wooden houses in depopulated areas -For Osakikamijima Island, Hiroshima Prefecture, Japan-

 

the AIJ Design Competition in 2024, Tajima Incentive Award and the Honorable Mention Award (the Shikoku Chapter of AIJ )

Name: SATO Shuya, DOI Akiho, and TOMOSADA Mayu
Title: Funeral on Okamura Island

 

角倉 / SUMIKURA

【案内】書籍「住まいのこれから」の出版について / Intorduction about the book publications

角倉英明准教授が以下の書籍を出版しました。
この書籍は、住総研の研究委員会での研究活動を取りまとめたもので、これからの住まいづくりを担う新たな存在について、職人、工務店、施主という3つの視点から捉えたものです。

 

タイトル:住まいづくりのこれから  〇〇大工 NEO工務店 シン旦那 (住総研住まい読本)
著者:蟹澤宏剛、河野直、権藤智之、佐々木留美子、角倉英明、森田芳朗
出版社:新建新聞社

amazonなどからでも購入できますので、ご関心のある方はぜひ手に取っていただけますとうれしいです。

 

Associate Prof. SUMIKURA Hideaki published a new book about people and organizations leading housing development into a new era.

 

「住まいづくりのこれから」(新建新聞社)表紙カバー

「住まいづくりのこれから」(新建新聞社)目次

「住まいづくりのこれから」(新建新聞社)

【受賞】日本建築学会優秀修士論文賞 / Award receiving from AIJ

昨年度まで研究室に所属していた学生が、2024年の日本建築学会優秀修士論文賞を受賞しました。おめでとうございます。
来月開催の日本建築学会大会(関東)において、表彰式(8月28日@明治大学)が開催される予定です。

研究にあたりご協力をいただきました皆様、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

若槻瑠実
日本建築学会優秀修士論文賞
「過疎地域における木造住宅生産の担い手に関する研究 ―広島県大崎上島を対象として―」

 

WAKATSUKI Rumi, who was a student in our laboratory until this March, has been awarded the Excellent Master’s Thesis Award by the Architectural Institute of Japan.

Title: Study on on the production system of wooden houses in depopulated areas -For Osakikamijima Island, Hiroshima Prefecture, Japan-

 

角倉 / SUMIKURA

ダフニアルさん研究室訪問 / Dr. Dahniar visited our laboratory

2020年夏に広島大学で博士課程を修了したダフニアルさんが4年ぶりに来日し、広島大学にも来ていました。現在、インドネシア共和国のハサヌディン大学(スラウェシ島マカッサル)で建築学科の助教として学生教育と研究に取り組まれています。

ダフニアルさんたちハサヌディン大学は、日本の大学と建築に関する教育・学術協力について意見交換するために来日しました。そのひとつが広島大学で、先日、6名の教員が広島大学に来て、会議が行われました。相互に大学組織や教育、建築事情、研究の様子などを紹介したり、共同・連携のあり方などについて議論したりしました。

私個人としては、日本の建築をより良くする上で東南アジアなどの国や地域から学ぶことは多いと考えています。それに、ポストコロナの新しい時代に入ったわけですから、円安はなかなか厳しいものの、弱まってしまった国際的な関係を積極的につくっていくべきでしょう。具体的には、研究協力や学生交流を少しずつ進めていきながら、コラボレーションを築けたらいいのではないかと考えています。

意見交換の後、私と石垣先生で、ハサヌディン大学の先生方を建築グループに関連する施設を案内しました。ダフニアルさんは私たちの研究室に所属し、博士号を取得した学生です。ですので、会議後の施設見学では、久しぶりに当時自分がいた私たちの研究室(学生部屋)を訪れてくれました。学生時代のことを色々と思い出していたようです。

そんな様子を見て思ったこと。それは、過去に触れることは色々な考えを呼び起こしてくれるということでした。いい過去をたくさんつくれるように、私たちも毎日の積み上げに努めていきたいですね。

意見交換後の記念集合写真/ハサヌディン大学ダフニアルさん(後列左から4人目)

 

Dr. Dahniar, who completed her PhD at Hiroshima University in the summer of 2020, came to Japan for the first time in four years and visited Hiroshima University. She is an assistant professor in the Department of Architecture at Hasanuddin University (Makassar, Sulawesi) in the Republic of Indonesia.
Dr. Dahniar came to Japan to exchange views and opinions on educational and academic collaboration between Hasanuddin University and Hiroshima University in architecture. In response to the six-member delegation’s visit, the Hiroshima University Architecture Group held a meeting and showed them our facilities.
I believe that there is much to learn from Southeast Asian countries and regions in improving Japanese architecture, so I hope to promote research collaborations and student exchange gradually.
Dr. Dahniar belonged to our laboratory, so she visited our laboratory room for the first time in a long time as part of the facility tour after the conference.

 

角倉 / SUMIKURA

【受賞】日本インテリア学会中国四国支部支部長賞 / Receiving an award

2023年度、学生が日本インテリア学会中国支部から表彰されました。おめでとうございます。
調査等にご協力いただきました方々、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

学部4年 竹熊樹
2023年度日本インテリア学会中国支部長賞
卒業設計:「オリドコロ」 畳文化を次世代へ 

 

In 2023, TAKEKUMA Itsuki, B4 student,  was awarded the Chugoku-Shikoku Branch Chief Award at Japan Society for Interior Studies.

 

角倉 / SUMIKURA

【受賞】日本建築学会若手優秀発表賞/Receiving an award

2023年度、2名の学生が日本建築学会にて若手優秀発表賞を受賞しました。
二人の研究にお力添え下さった皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

博士課程前期1年 中野瑞希
2023年度日本建築学会大会(近畿)学術講演会 建築計画委員会 若手優秀発表賞
講演題目:「一時保護所における集団の区分と個別対応に関する研究 第三者評価にみる施設環境の実態とあり方 その1」

なお、本研究は阪東美智子氏(国立保健医療科学院)、大崎元氏(建築工房匠屋)、山本恒雄氏(愛育研究所)と共同で行ったものです。

学部4年 東山久美
2023年度日本建築学会中国支部研究発表会 若手優秀発表賞
講演題目:「農業用ハウスの生産に関する基礎的研究 -構成要素と生産システムに着目して-」

In 2023, two students were awarded the Young researchers Presentation Award at the Architectural Institute of Japan.

いしがき/Ishigaki

ヒロソツ・卒業設計展受賞2303 / Awarded at the Exhibition of Diploma Design

広島では学生主体の卒業設計展である、広島平和祈念卒業設計展が毎年3月に開催されています。ヒロソツとも呼ばれています。

そんなヒロソツにおいて、学部4年生の山田紘平君(現在、博士課程前期)が、広島平和祈念卒業設計展「原浩二賞」と広島平和祈念卒業設計展「市民賞」を受賞しました。おめでとうございます。

作品題目:「まち結わう熱」
https://www.hiroshima-u.ac.jp/eng/news/77400

 

There was the Exhibition of Diploma Design in Hiroshima, “HIROSHIMA SOTSUKEI” in march 2023. YAMADA Kohei, bachelor student, won the HARA KOJI award and the citizen award. Congratulations!!

 

角倉 / SUMIKURA

AIJ大会若手優秀発表賞受賞 2209 / Young Excellent Presentation Award at AIJ

少し前のことになりますが、2022年9月に開催された2022年度日本建築学会大会(北海道)学術講演会において、博士課程後期の焦子鈺君と博士課程前期の福江航太君が、若手優秀発表賞を受賞しました。おめでとうございます。

このような賞をいただけたのも、日頃より研究にご協力いただいております方々のおかげです。ここに感謝を申し上げます。ありがとうございます。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

 

建築社会システム部門 若手優秀発表賞
焦子鈺『木造応急仮設住宅の再利用条件に関する研究 福島県と熊本県を対象にして』
https://www.hiroshima-u.ac.jp/adse/news/76785

建築計画部門 若手優秀発表賞
福江航太『地方公共団体における公共建築の企画業務に関する研究 広島県の地方公共団体3団体における文化・教育施設を対象として』
https://www.hiroshima-u.ac.jp/adse/news/75567

 

 

JIAO Ziyu, doctoral course, and FUKUE Kota, master course, won the young excellent presentation award at the Architectural Institute of Japan. Congratulations!!

 

角倉/SUMIKURA

大崎上島リノベにスペシャルゲスト/A special guest came to Osaki-kamijima Renovation.

広島県の瀬戸内海に浮かぶ離島・大崎上島にある、旧警察官舎をリノベーションするプロジェクトが少しずつですが進んでいます。月に2回程度、大崎上島に宿泊しながら、建物調査や地域調査、住民へのインタビューなどフィージビリティを確認しながらの漸進的な状況です。その成果をコンペの募集要項などに整理したりもしています。

そんな中、千葉・市川市で参加型リノベーションを専門にしている、つみき設計施工社の河野直さんが大崎上島の現地を訪問してくれました。プロジェクトの進め方や施工の手順など様々なアドバイスをいただき、学生共々とても勉強になりました。フィージビリティが高まったように思います。

まずはテンションのあがる空間をつくる。これを目標にしたいなと。

帰りには左官職人のヴァンさんに話を聞いてきました。話や作業を見聞きしながら、職人像についていろいろと考えを巡らせていました。それは船に乗り、車に乗って帰宅するまで続きました。

外に出て、現場で考える。最高ですね。

 

河野さんとの写真を撮り忘れましたが、その時に撮影していた写真を掲載しておきます。

写真 旧警察官舎。プロジェクトの看板を立てました。
写真 フランスから来た左官職人のヴァンさん
写真 木江の木造3階建て。船枻(せがい)造。
写真 美味しいラーメン

On Osakikamijima, a remote island in the Seto Inland Sea of Hiroshima Prefecture, a project to renovate a former police station building is gradually progressing. Mr. Nao Kono of Tsumiki Architects, a firm specializing in participatory renovation in Ichikawa City, Chiba Prefecture, came to the Osakikamijima site. Mr. Kono gave us a variety of advice, which was very informative.

祝受賞!【日本建築学会若手優秀発表賞】 / Celebration receiving a prize ! 【Prize for young excellent announcement of AIJ】

2021年度に、2名の学生が日本建築学会にて若手優秀発表賞を受賞しました。
二人の研究にお力添え下さった皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。

博士課程前期2年 谷川太一
2021年度日本建築学会大会(東海)学術講演会 建築計画部門 若手優秀発表賞 を受賞
講演題目:「木造応急仮設住宅の再利用と解体に関する研究 三原市あやめが丘団地の談話室を事例として」

https://www.hiroshima-u.ac.jp/adse/news/69599

なお、本研究は20年度に卒業した竹中裕宣氏と共同で行ったものです。

 

学部4年 中野瑞希
2021年度日本建築学会中国支部研究発表会 若手優秀発表賞 を受賞
講演題目:「一時保護所の建築計画の課題に関する研究 -職員の意向に着目して-」

https://chugoku.aij.or.jp/info/wp-content/uploads/2022/03/wakate_prize_2021.pdf

なお、本研究は阪東美智子氏(国立保健医療科学院)、大崎元氏(建築工房匠屋)、山本恒雄氏(愛育研究所)と共同で行ったものです。

 

 

In 2021, two students won a prize for young excellent announcement of Architectural Institute of Japan.