【報告】松村秀一先生による特別講義

4/19(土)の午後、松村秀一先生(神戸芸術工科大学学長)による特別講義が行われました。本ゼミの専門分野の一つ、建築生産・構法学の第一人者である松村先生の講義を直接受けることのできた、大変貴重な機会でした。

講義の様子

この講義は、修士学生向けの集中講義として開講されました。先生のご厚意により学部4年生や博士課程の学生も受講させていただき、多くの学生・先生方が出席していました。

工業化のはじまりについて

今回は初回講義にあたり、まず社会における工業化のはじまりについて、ロンドン万博のクリスタルパレスから、フォード社のT型フォードにおけるマスプロダンクションまでの変遷をお話しいただきました。

つづけて、バックミンスター・フラーの構想における「全体から部分」と、イームズ夫妻の活動における「部分から全体」の概念について、たくさんの写真や、先生のご体験談を交えながら、じっくりとレクチャーいただきました。

質疑応答の様子

講義の最後には、学生から質問の場を設けていただき、一人ひとりに対しご丁寧にお答えいただきました。

夜の懇親会にて

夜は、広大の先生方を交えた懇親会が開かれました。先生のご経験や学生時代のこと、昔の思い出話など、貴重なお話をたくさんお聞きすることができました。

個人的に先生の著書は、私が建築生産・構法の世界にのめりこむキッカケとなったものであり、そのご本人から直接、講義・お話しいただいたこの日は、忘れられない夢の一日となりました。

なおこの講義は、社会の変化と建築という内容で3回に分けて開催される計画ということで、今から次回が楽しみで仕方ありません。

Prof. Shuichi Matsumura,  president of Kobe Design University and former professor of the Graduate School of the University of Tokyo, gave a special lecture. He spoke about the beginnings of the industrialization and lectured on the conception and architecture of Buckminster Fuller and Mr./Mrs. Eames.

榎 / ENOKI

研究室の活動が雑誌に取り上げられました / Article about Our Activity on the Magazine

瀬戸内海に浮かぶ島。人口7000人弱の大崎上島町。数年前から、この島で空き家改修・リノベーションを進めてきました。

学生主体のプロジェクト。学生が考え、実行する。色々と苦労があったが、着実に進めきた学生たちは本当に逞しく成長しました。そうした様子を、50周年を迎えた建築系雑誌「住宅建築」に取材していただき、記事を掲載していただきました。

 

シリーズ
研究室からフィールドへ 第50回
大崎上島町リノベーションプロジェクト
広島大学 角倉英明・石垣文研究室

 

学生たちの苦労と喜び、成長を感じられる、良い記事になっていますので、ぜひお手に取っていただけましたらうれしいです。

『住宅建築』2025年4月号 No.510

 

研究室からフィールドへ「住宅建築」2025年4月号

 

Our activities on Osakikamijima were covered by the architectural magazine “Jutaku Kenchiku” and the article was published.

 

角倉 / SUMIKURA

 

【報告】日本建築学会中国支部研究発表会での発表 / the presetation at the Chugoku Branch of AIJ

3月2日、日本建築学会中国支部研究発表会が、近畿大学工学部(東広島キャンパス)で開催されました。私たちの研究室から6名の学部生が発表しました。

初めての学会発表で緊張したと思いますが、学会の雰囲気や他の研究者との交流など良い経験となったのではないでしょうか。発表した学生の皆さん、お疲れ様でした。

 

日本建築学会中国支部研究発表会の様子

 

On March 2, the Chugoku Branch of the Architectural Institute of Japan held a research presentation meeting at the Higashi-Hiroshima Campus, Kinki University. Six undergraduate students from our laboratory took part in the meeting and gave presentations.

 

角倉 / SUMIKURA

【報告】卒業論文・卒業設計発表会と修士論文発表会での発表 / the Presetation at HUAG

2月中旬に、広島大学工学部第四類建築プログラムと大学院建築学プログラムでは、卒業論文・卒業設計発表会と修士論文発表会が開催されました。

卒業論文・卒業設計発表会には、私たちの研究室から9名の学部生がプレゼンテーションを行いました。合わせて、卒業論文6題、卒業設計6作品が発表されました。
一方の、修士論文発表会には、7名の大学院生がプレゼンテーションを行いました。7題の修士論文が発表されました。

学生たちは、他の分野の先生からの質問にドキッとしたかと思いますが、そうしたことを踏まえてさらに見直し・ブラッシュアップして、本提出となりました。

卒業論文
修士論文
卒業論文・卒業設計発表会でのプレゼンテーションの様子
修士論文発表会でのプレゼンテーションの様子

 

The graduation research presentations and master’s thesis presentations were recently held at Hiroshima University’s Architecture Program. From our laboratory, nine undergraduate students and seven master’s students participated in them and presented their research results.

 

角倉 / SUMIKURA

【受賞】日本建築学会大会若手優秀発表賞 / Receiving an award from AIJ

2024年度、研究室の学生が、この夏に明治大学で開催された、日本建築学会の全国大会にて若手優秀発表賞を受賞しました。
研究にお力添え下さった皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

博士課程前期1年 東山公美
2024年度日本建築学会大会(関東)学術講演会 建築計画委員会 若手優秀発表賞
講演題目:「農業用ハウスの生産に関する基礎的研究 ―構成要素と生産体制に着目してー」

 

In 2024, HIGASHIYAMA Kumi, our lab’s student,  was awarded the Young researchers Presentation Award at the Architectural Institute of Japan.

 

角倉 / SUMIKURA

RCCテレビ『イマナマ!』に出演しました / Seminar students appeared on RCC TV’s “Imanama!”

広島大学公認サークル『空き家リノベーションサークルDIYAH』が、RCCテレビ『イマナマ!』の空き家問題特集において取り上げられました。

出演した学生2名(M1 濵野喜史、B4 佐藤峰里)は、いずれも当ゼミに所属する学生です。

空き家リノベーションサークルDIYAHのこれまでの活動実績やこれから取り組んでいきたいことなどについての紹介を行いました。

空き家リノベーションサークルDIYAHは、空き家を使って学生とともに地域を盛り上げたいという方と共に、リノベーションを行っています。

当ゼミ所属学生の活動を応援いただけますと幸いです。

The “Vacant House Renovation Circle DIYAH” was featured on RCC TV’s “Imanama!” in a special on the vacant house issue.
They introduced their past activities and what they plan to do in the future.
We would appreciate your support for the activities of our students.

濵野 / Hamano

【告知】学生がテレビに出演します

空き家をDIYで改修し続けているサークルがテレビの情報番組に取材され、研究室の学生がテレビに出演します。皆様、どうぞご覧ください。

日 時: 2025年1月23日(木) 17:00以降~
放送局: RCC中国放送
番組名: 「イマナマ!」
出 演: M1生 濵野喜史さん、B4年 佐藤峰里さん

https://www.hiroshima-u.ac.jp/eng/news/88404

【報告】日本建築学会で授賞式が開催されました / Report on the Award Ceremony at the Annual Meeting of AIJ

角倉・石垣研究室の学生と修了生が、2024年日本建築学会大会で開催された各賞の授賞式で表彰されました。以下の通りです。それぞれの授賞式の様子を報告します。

 

2024年日本建築学会優秀修士論文賞

受賞者: 若槻瑠実
論文題目: 過疎地域における木造住宅生産の担い手に関する研究 ―広島県大崎上島を対象として―

大崎上島を対象に、過疎地域が示唆する住宅生産の未来像をとらえようとした研究

 

2024年度支部共通事業・日本建築学会設計競技「コモンズの再構築ー建築,ランドスケープがもたらす自己変容」タジマ奨励賞・支部入選(四国) 

受賞者: 佐藤秀弥,土居秋穂,友定真由
タイトル: 岡村島の葬送

愛媛県今治市に浮かぶ岡村島。廃墟となった家屋を資材に自らが建築して、手に実感をいだき、故郷に、島に想いを馳せるそんなヒューマンアクティビティを受容する建築空間。

 

表彰式と記念撮影の様子。おめでとうございます。

優秀修士論文賞の授賞式の様子
若槻さんを囲んで記念撮影。フリーダムだな。
学会設計競技の授賞式後の記念撮影。佐藤君・土居さん・友定さん、おめでとう。

 

Students and a graduate of our lab were honored at the awards ceremony held at the 2024 Annual Conference of the Architectural Institute of Japan.

 

the Excellent Master’s Thesis Award by the AIJ

Name: WAKATSUKI RUMI
Title: Study on on the production system of wooden houses in depopulated areas -For Osakikamijima Island, Hiroshima Prefecture, Japan-

 

the AIJ Design Competition in 2024, Tajima Incentive Award and the Honorable Mention Award (the Shikoku Chapter of AIJ )

Name: SATO Shuya, DOI Akiho, and TOMOSADA Mayu
Title: Funeral on Okamura Island

 

角倉 / SUMIKURA

2024年日本建築学会大会への参加について / the Annual Conference of AIJ 2024

2024年8月28日〜30日にかけて、東京都千代田区駿河台にある明治大学において、日本建築学会大会(関東)が開催されました。角倉・石垣研究室からは、以下の通り学生が論文とデザインを発表しました。

学術講演会:15名(博士課程後期2名、博士課程前期13名)
デザイン発表会:2名(博士課程前期2名)

台風10号がノロノロの蛇行運転でなかなか通過しなかったこともあって、東京から広島へ戻るのが大変でした。

学会への道は険しい?3人は楽しげだ。駿河台。坂の多い東京。

 

 

The Annual Conference of the Architectural Institute of Japan (Kanto) was held at Meiji University in Surugadai, Chiyoda-ku, Tokyo, from August 28 to 30, 2024.

 Students of our lab made the following presentations.

Academic lecture: 15 students
Design presentations: 2 students

 

角倉 / SUMIKURA

【案内】書籍「住まいのこれから」の出版について / Intorduction about the book publications

角倉英明准教授が以下の書籍を出版しました。
この書籍は、住総研の研究委員会での研究活動を取りまとめたもので、これからの住まいづくりを担う新たな存在について、職人、工務店、施主という3つの視点から捉えたものです。

 

タイトル:住まいづくりのこれから  〇〇大工 NEO工務店 シン旦那 (住総研住まい読本)
著者:蟹澤宏剛、河野直、権藤智之、佐々木留美子、角倉英明、森田芳朗
出版社:新建新聞社

amazonなどからでも購入できますので、ご関心のある方はぜひ手に取っていただけますとうれしいです。

 

Associate Prof. SUMIKURA Hideaki published a new book about people and organizations leading housing development into a new era.

 

「住まいづくりのこれから」(新建新聞社)表紙カバー

「住まいづくりのこれから」(新建新聞社)目次

「住まいづくりのこれから」(新建新聞社)