福岡県は糟屋郡粕屋町にある、因建設さんにお邪魔して、大工の育成に関する調査をしてきました!
因建設さんでは現在、将来の棟梁となる人材を育成するため、若手の大工さんを指名し、小規模な庵をつくるというプロジェクトに取り組まれています。墨付け、刻みから上棟までを一人でやりきるという経験から、やりがいや自分なりの課題をみつけてほしいとのこと。そしてなんとこの日はちょうど上棟日でした!
一度自分でやらせてみる。大ベテランの棟梁お二方はあくまでも補助をしながら指導する。そんな光景が印象的でした。
ヒアリングでは因社長に加え、大工歴4年目の社員さんにもお話を伺うことができました。話を聞いていると、彼はなんと僕の同年代!
修士研究のときからお話に聞いていた、モデルハウスの見学もさせていただくことができました。
屋根に上がり汗を流す同年輩の姿は、夏の太陽にも負けず輝いており、頼もしいと同時に、身の引き締まる思いがしました。
地域の方々にとって「当たり前」の「文化」としての木造住宅、伝統技術を、時代に合わせながら次世代に受け継ぐということ。その実現に少しでも貢献できるよう、これからも研究を進めてまいります。
I visited Ine Construction in Kasuya-cho, Kasuya-gun, Fukuoka Prefecture, to conduct a survey on the training of carpenters. In order to nurture the future building leaders, the company is working on a project of building a small hermitage to appoint young carpenters.
えのき / Enoki