調査報告 @因建設 / Report of an Investigation

福岡県は糟屋郡粕屋町にある、因建設さんにお邪魔して、大工の育成に関する調査をしてきました!

因建設さんでは現在、将来の棟梁となる人材を育成するため、若手の大工さんを指名し、小規模な庵をつくるというプロジェクトに取り組まれています。墨付け、刻みから上棟までを一人でやりきるという経験から、やりがいや自分なりの課題をみつけてほしいとのこと。そしてなんとこの日はちょうど上棟日でした!

一度自分でやらせてみる。大ベテランの棟梁お二方はあくまでも補助をしながら指導する。そんな光景が印象的でした。

ヒアリングでは因社長に加え、大工歴4年目の社員さんにもお話を伺うことができました。話を聞いていると、彼はなんと僕の同年代!

修士研究のときからお話に聞いていた、モデルハウスの見学もさせていただくことができました。

屋根に上がり汗を流す同年輩の姿は、夏の太陽にも負けず輝いており、頼もしいと同時に、身の引き締まる思いがしました。

地域の方々にとって「当たり前」の「文化」としての木造住宅、伝統技術を、時代に合わせながら次世代に受け継ぐということ。その実現に少しでも貢献できるよう、これからも研究を進めてまいります。

 

I visited Ine Construction in Kasuya-cho, Kasuya-gun, Fukuoka Prefecture, to conduct a survey on the training of carpenters. In order to nurture the future building leaders, the company is working on a project of building a small hermitage to appoint young carpenters.

 

えのき / Enoki

大崎上島リノベ日記 / A Diary about Renovation Project in Osakikamijima

少しずつ進んでいます大崎上島リノベプロジェクト。2回目の訪問となる今回は、1泊2日の泊まり込みです!

1日目のテーマは「木江を知る」。

前回周りきれなかった木江の歴史的なまち並みを丁寧に見て回りました。

狭い路地と、3階建ての木造長屋。通り側に面した欄干・縁側が特徴的です。

そして歩き進めていると、遠くに何やら大きな建物が。

ついに見つけました。大崎上島では有名な木造5階建て「大内邸」

やはり近くで見ると、迫力がありますね。

2日目のテーマは「大崎上島を学ぶ」。

空き家を活用してゲストハウスをされている住民の方や、大崎上島町の町史編纂室を訪ね、まちの文化や歴史についてお話をお聞きしました。

「おちょろ舟」「せがい造り」「船底天井」。。。

木江だけでもたくさんのキーワードが見つかりました。

資料もたくさんいただけたので、これからさらに理解を深めていきたいと思います!

今回の上島日記はここまで。

9月は長期合宿をして、建物の計画や改修を本格的に始めていきます!

今後ともよろしくお願いいたします!

さいごに、神峰山からの風景を添えて・・・

 

This will be our second visit and we will be staying for one night and two days. The theme of the first day is “Getting to know Kije”. The theme of the second day is “Learning about history of Kije”.

 

えのき / Enoki

地域福祉施設に関する即日設計を行いました / Immediate Design Related to Community Welfare Facilities

研究活動で度々ご一緒させていただいている地域総合設計さんの実務プロジェクトの題材をお借りして、地域福祉施設に関する即日設計を行いました。

具体的には、障害者の人々のケア・過疎地域における人々との共生をテーマに、3班に分かれて課題に取り組みました。

翌日の講評会では、地域総合設計の佐伯社長、田尾さんにコメントをいただきました。

株式会社 地域総合設計さんのウェブサイトは下記です。

https://chiiki-sougou.com/

 

We borrowed the subject matter of a practical project from Regional General Design and performed a immediate design on a community welfare facility. Specifically, the three groups worked on issues related to the care of people with disabilities and coexistence with people in depopulated areas.